製品注文サイト 掘削関連機械・部品資材の専門問屋 掘削機械・資材屋

03-6822-8532

03-6822-8532

TOPICSお知らせ


ブルドン管圧力計は圧力測定に用いることができる機器です。フランス人のブルドンが考案したため、この名前がつけられました。

日本では右下精器製造や第一計器製作所が製造している機器だと言えます。前者の会社では汎用圧力計(スターゲージ)という名称で販売されていることも覚えておくと良いでしょう。

圧力を測定するための機器を求めているのであれば、ブルドン管圧力計の特徴を確認することから始めてみてください。

ブルドン管圧力計の特徴

簡単に説明すると、受圧エレメントに偏平した金属筒のブルトン管を使って指針に伝える構造となっています。弾性変形を活用した構造となっており、圧力計の中でもシンプルかつ分かりやすい構造だと言えるでしょう。

ですから、多種多様な種類の中でもこれは取り扱いが簡単だとされています。指示の読み取りも容易であるため、初心者でも問題なく利用することが可能です。

計測できる範囲の広さもブルドン管圧力計の特徴だと言えます。広い範囲の圧力に対応できる能力があるため、様々な産業分野で活用されている機器です。

ブルドン管圧力計は配管やボンベ、タンクなどを使う事業所で用いられることが多いものだと覚えておくと良いでしょう。もちろん、これは使用内容に応じた製品を選ぶことができます。

用途に応じて性能を十分に発揮することができる機器が選べるようになっているため、精度の高さについても心配する必要がないと言えるでしょう。

ブルドン管圧力計の基礎知識

ブルドン管圧力計を使用するのであれば、基礎的な知識として原理を知っておくことがおすすめです。既に簡単に説明していますが、断面が偏平の金属筒が用いられます。

スパイラルやヘリカルのケースもあることを覚えておくと良いです。そうした金属パイプの中に、開口固定端から測定圧力が導入されます。

導入されると測定値に応じて筒の曲率が変化するでしょう。曲率が変わると密閉自由端にも影響が及ぼされ、管先の変位が見られるようになります。

管先にリンクしている拡大機構が働き指針が回転することになり、その位置の目盛りが測定結果となると覚えておきましょう。

ブルドン管圧力計の構造

構造を細かく見てみると、管先の移動量は弾性限界内で圧力に比例していることが分かります。形状によって異なりますが、C形のブルドン管の場合は最大目盛りで2mmから5mmほどとなっていることが一般的です。

移動量を大きくするためには形状を変えることが有効だと言えます。C形で移動量が小さいと感じられるのであれば、スパイラル形やヘリカル形を選択すると良いです。

ブルドン管の材質は多種多様ですが、基本的には高弾性の合金が使われています。例をあげると、黄銅やアルミブラス、リン青銅や合金鋼などです。

高精度用のブルドン管圧力計には、他の素材が用いられることが多いと言えます。ベリリウム銅やニッケルスパンCなどが用いられることが多く、素材から高精度用かどうか知ることもできるでしょう。

ブルドン管圧力計の規格にはJISのB7505-1がありますが、その範囲によって区別が行われています。範囲によって圧力計・真空計・連成計の3つに区別されることを理解しておきましょう。

用途に適した製品を選ぶ

ブルドン管圧力計は用途によって選ぶ製品が違うと述べましたが、用途に適した機能が付加されているものがあります。隔膜式・グリセリン入・マイクロスイッチ接点付が代表的なものです。

それぞれについて見ていくと、隔膜式は間接的に圧力を測りたいときに用いることができる機器だと言えます。ブルドン管や株の材質を侵してしまう受圧媒体の場合、そのままの状態で測定することはできません。

トラブルなく測定するためには、受圧媒体と圧力計の間にはダイアフラムを設置すべきです。隔膜式には間に封入液が入れられており、間接的に測れるようになっています。

グリセリン入は、振動や脈動がある受圧媒体に対応できる機器です。こういった受圧媒体を測定する場合、指針の振れ幅が大きくなります。

振れ幅が大きいと読み取りが困難になる上に、機器の寿命を縮めることになりかねません。機器内部にグリセリンが充填されているこの機器であれば、振れ幅が大きいという問題を解決することができます。

マイクロスイッチ接点付は、警報信号が必要な場合に使用できる機器です。マイクロスイッチが内蔵されており、警報信号を出すことができます。上限警報や下限警報、上下限警報などの動作を選択して利用することになるでしょう。

圧力計は取り扱いが容易なため各産業分野で使用されている

このような特徴がブルドン管圧力計にあります。簡単に使える機器の1つだとされていますが、原理や構造、種類などを確認すると奥が深い圧力計であることが分かるはずです。

実際に多くの現場で活用されているものであり、これからも多くの現場で利用されることが予測される機器だと言えます。詳しいことを知っておいて損をすることはありません。

基本的な特徴をしっかりと確認した上で、ブルドン管圧力計を導入できるようにしておきましょう。